ママは小児科医
小学生の2人の男の子のママをしながら、働く小児科医です。 育児のこと仕事のことなどお話していけたらいいな。
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自閉症児の人とのかかわり
こんにちは。

先日ご紹介した自閉症超早期療育ESDM(Early start denver model)についての追記です。

ESDMの優れていると思った点について、まとめてみました。

 ・TEACCHやABAでは課題を大人が用意して、それを子供にやらせるように工夫をするが、
  ESDMでは、子供が主体となって、活動を選択する点。

 ・療育を机の上やセラピストルームだけでなく、日常生活の中で行える点。
   (それだけ、セラピストの能力を必要としますが)

 ・言語的コミュニケーションを最優先とし、自発語が得られるような療育を行っている点。

 ・セラピストとかかわりを持ことの利点を刷り込み、関係性を構築できる点。
   (子供たちから、アプローチしたいと望む状況を作っていく)


 などが、あげられます。



今回のワークショップを受け、自分の子供の成長を鑑みたとき、
自閉症児は、自分から、人とかかわりたいと思えたときに、成長するのではないか
ということを思いました。

といいますのも、うちの長男は、昨年まで、一人で遊ぶことが非常に多かったのですが、
今年、次男が小学生になり、週2回お友達が遊びに来るという習慣ができて以来、
弟の所だけではなく、自分にも、友達が来てほしい、という思いを持つようになったようです。

その結果、長男のクラスのお友達に自分から、「遊びに来て」、と声をかけたり、
次男の友達にも、「今度、○○(長男)とも遊ぼうぜ」といってみたり。
時には、トラブルもありますが、以前に比べると情緒も安定して、非常に落ち着いて過ごしているように感じられるのです

数年前、長男がPDD(広汎性発達障害)と診断された時のことを思い出します。
住んでいる地域で、自閉症療育をしている施設がなく、2時間かけて、月3~4回療育に通うという状態の中で、
療育体制がしっかりしていないことへのいらだちを感じていた私に、
筑波大学の宮本信也先生がこのようにお話をしてくれました。 

「発達障害の子供たちは、療育よりも何よりも、情緒を安定させることが一番。
 療育しようと一生懸命にならず、ただ一緒に過ごしてあげなさい」


あの頃の私は、その言葉の深さを理解できなかったけれど、今になると、その言葉の意味が理解できるように思います。

子供の成長を一緒に楽しむというスタンスで過ごせると、親も子も、心穏やかに過ごせるかもしれませんね。
「みんなちがって、みんないい」 (By 金子みすゞ)ですよね。

それでは、また。



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自閉症の超早期療育
こんにちは。

2月8日から2日間、佐賀県に行っていました。
それいゆの自閉症超早期療育(ESDM)についてのワークショップに参加してきました。
講義の内容は、詳しくはお話できませんが、
ABAの要素を用いて、行動を起こさせて、その中で課題を与え、できることを増やしていくというプログラムのようです。
もうすぐ、Pediatricsに掲載されるとのことです。サリー・ロジャース先生です。

うちの子は、TEACCHプログラム中心の療育を行っていましたが、個人的にABAの勉強もし、強化子などは、導入していたので、今回のESDMの考え方はすごく好きです。
ぜひ、広まってくれたらと思います。
準資格性になるようで、アドバンスコースを受講したのち、ビデオを送って、セラピストの認定を受けるとのことでした。

個人的には、超早期は感覚統合法、その後は、ABA、TEACCHと導入していくのが、いいのかなと思っていましたが、
ESDMはすべてのいいとこ取り。なおかつ、結果がRCT(ランダマイズドトライアル)で、有意差が出たというのは、これは、やってみたい。

残念ながら、アドバンスコースを受講しないのと、うちの病院のスタッフでは、ここまで細やかなフォローはできないなあ。今ある状況で、今回勉強したことを生かせないか、考慮中です。

自閉症療育に携わっている皆様はいかがお考えでしょうか?

それでは、また。



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