ママは小児科医
小学生の2人の男の子のママをしながら、働く小児科医です。 育児のこと仕事のことなどお話していけたらいいな。
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息子のけんか
こんにちは。

うちの息子は、今、DSのドラゴンクエストに、はまっています。
ドラゴンクエストⅥにそれぞれのファイルを作って、ゲームを進めていたようですが、
長男(PDD)が弟のファイルを勝手に消してしまったと、弟は怒っています。

弟の怒りはもっともです。でも、小学校1年生の彼は、感情的に怒るだけで、自分の気持ちを表現することが苦手です。
そこで、私が、「ゲームのファイルを勝手に消されたら、ショックだよね、悲しいよね、せっかく頑張ってストーリを進めていたのにね」と気持ちを代弁してあげました。
すると、そこまで、怒っていた弟君が泣いて、うなづきます。
長男は、まだ、ぴんと来ないようです。
パパが長男を連れて、お風呂に入り、私は、弟君の気持ちを傾聴します。
「おにいちゃんは、何か、彼なりの考えがあって、消してしまったのだと思う。人の気持ちを感じることが苦手な病気だからね(弟君には、年長さんのときに障害の特性について、お話してあります。)でも、悔しいよね。むかつくよね。でも、だからといって、お返しにお兄ちゃんをたたいたり、お兄ちゃんのファイルを消したりすることは、いけないことなんだよ」

弟君は、気持ちが治まらないようなので、クッションを持ってきてあげました。
「お兄ちゃんをたたくのは、よくないけれど、代わりに、クッションにバシバシするといいよ」
弟君は、本当に、心からの怒りをクッションにぶつけました。

弟「どうして、病気で生まれてきたんだろう。普通のお兄ちゃんがよかった。。。」
私「そうだよね。でも、お兄ちゃんが悪いわけじゃないんだよ。誰も悪くないんだよ。神様がお兄ちゃんに、この病気を持たせて、生まれさせたということは、きっと、お兄ちゃんが持っている役割があるんだよ」(わかるかな、、、と思いながら、説明)
弟「神様が決めたんなら、しょうがないね。」

しばらくすると、やや落ち着いてきたようです。
そこに、お風呂場で、パパに怒られたと思われるお兄ちゃんが登場です。
「すみませんでした。」
パパより「お兄ちゃんは、弟がつけたファイルの名前『シックス』が気に入らなかったんだって、○○(弟の名前)にして欲しかったんだって」と。
パパはお兄ちゃんに「弟が好きでつけた名前だから、弟の好きな名前でいいよな。もう、ファイル消したら、だめだぞ」と。
弟君は、だいぶ気持ちが落ち着いていたので、「お兄ちゃんがシックスがいやなら、俺は、○○でいいよ」と。

後で、弟君をほめてあげると、「しょうがないよ、でも、今度は、『すみません』じゃなくて、『ごめんなさい』っていってくれるとうれしいんだけどな」

長男は、『ごめんなさい』とずっと言えなかったのです。『I'm sorry』『かたじけない』など、代わりになるような言葉を提案して、しばらくの間は、『かたじけない』といっていました(笑)最近は、『すみません』といえるようになりました。

お兄ちゃんは、弟の気持ちを、具体的に聞くことで、理解ができたと思いますし、弟は、自分の気持ちをきちんと出せたことで、もやもやした気持ちを消化できたようでした。

子育て支援セミナーで学んだ『能動的な聞き方』の効果を実感した出来事でした。

それにしても、パパはセミナー受講もしていないのに、子どもたちの気持ちをつかむのがうまくて、すごいなあ、といつも思ってしまうのです。

それでは、また。
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